沖要知先生のマイクロソフトセミナーは、いつもすばらしいので
<br />このテキストにも期待していました。 そして期待通りでした。
<br />MCP教科書は、今までは、問題とお答えとその解説の羅列で
<br />それを丸暗記というイメージでしたが、このテキストは
<br />そうではなく、実際にSQLServer2005をインストール(DVD付属)して
<br />試して理解します。 なかなか普段の業務で、ミラーリングや
<br />ログ配布はやらない(小さなシステムなので)ですが、
<br />実際に動かしてみて、高可用性や障害復旧もよくわかりました。
<br />肝心のMCP試験にも無事一回で合格できました。
<br />SQLServer2000のMCPを持っていて、2005に更新したい人は
<br />この一冊で対策はばっちりです。 新機能についてわかりやすく
<br />書かれています。 SQLServerはまだ駆け出しの初心者という人には
<br />このテキスト以外に、もう一段初歩的なテキストも必要だと
<br />思いました。 試験には、SQL文の正しいものを選びなさいといった
<br />基礎的な問題もあるからです。
<br />
<br />過去のMCP教科書は、合格したら新品同様で即オークションで売り払い
<br />手元にも頭にも何も残りませんでしたが(笑)、これは試験後も
<br />処分しないで業務に役立てたいと思います。
SQL Serverの新資格である、70-431の赤本です。
<br />
<br />私は過去の赤本に対して、良いイメージを持っていなかったので
<br />今回も内容に関しては、あまり期待していませんでした。
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<br />しかし、今回は違いました!
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<br />今回の著者が、SQL Serverを知り尽くした沖さんだからでしょうか。
<br />内容が非常に丁寧で、理解しやすい文章になっています。
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<br />その理由は、「この機能はどういった場面で役立てるのか?」
<br />という読み手の疑問にキッチリ答えているから、と断言できます。
<br />資格本でありながら、その内容は実に実践的です。
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<br />また、SQL Server2005の新機能に関する記述も所々で出てきます。
<br />
<br />その中で特に役立ったのは、「付加列インデックス」の存在を知ったことです。
<br />(クエリの選択リストをカバーするためのインデックス)
<br />
<br />今まではカバリングインデックスを作りたくても
<br />インデックスサイズが肥大化するため、使用できないケースが多かったのですが
<br />付加列インデックスが追加されたことによって
<br />チューニングの幅が広がりそうです。
<br />
「SQLServer2000でいってみよう」、「ひと目でわかるSQLServer2005」を読んだ後だったので、1回通して読んで問題を2回解いて試験を受け、9割ぐらいで合格しました。
<br />実際の試験に比べて、演習問題がちょっと簡単です。