2.0本としていささか出遅れ感はあるものの
<br />それだけにじっくりと作りこまれた感じ。
<br />具体的でわかりやすいかゆいところに手が届く本という印象です。
<br />ただ、一つ一つのお話は大変面白いのですが、
<br />AIDMAからAISAS云々の話をそれぞれの章で
<br />丁寧に説明されてしまうので、ちょっとお腹いっぱいな感じ。
<br />も少し内容かぶらないように整理できなかったもんか。
マーケティングの実務に携わる人、「最近マーケティングが効かない」と
<br />お嘆きの担当者、ウェブをどうマーケティングに活かして行くか思案中の
<br />諸兄など、現場の方々にはオススメします。
<br />
<br />書き手によっては、例えば脚注としてURLが貼ってあるだけとか、文献名が
<br />書いてあるだけとか、本来は言葉で説明すべき部分を端折っている、あるいは
<br />権威付けになると思っているのか、結果的に不親切で格好の悪い記事に
<br />なってしまっていたりとバラつきがある点は少々気になりますが、
<br />それはそれぞれの個性ということで。
オビ(裏表紙)にあるとおり、現時点では「マーケティングの視点からweb2.0を眺めるための最適な1冊」になっていると思います。
<br />いまwebの世界で何が起こっているのか、そしてそれをどう整理して理解すればいいのか分からなくて困っているビジネスパーソンにうってつけでしょう。マーケター以外にも読む価値のある本だと思います。
<br />
<br />ただし、欠点を一つ挙げると、あまりにもカタカナが多すぎで読みにくいです。もっと読みやすく書けたのではないでしょうか。