<br />ドラゴンイングリッシュにも流れている「血」なんだけどね。
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<br />コレを覚えれ、そしたら点になるから、
<br />という本を書くんならね、
<br />漢文速答法の著者みたく、
<br />アングラに徹すればどうかね。
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<br />自ら面倒な辞書を引き、推敲し、放吟し、
<br />不明不安なまま一夜を過ごす。
<br />英語の楽しみってそれだろ?
<br />高校生にその楽しみを教えるのが教師なんだろう?
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英作文の導入としてこの本の右に出るものは現在ないだろう。
<br />それほど丁寧かつ、英作初学者に対しての綿密な配慮がなされている。
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<br />まず、初めに理解して欲しい事は、入試の現状は、たいていの受験生がまともな英文を書けないということなのである。よって、入試という観点から必要とされる事は完璧には書けなくとも、しっかり筋のとおった減点されない文章を書くことである。
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<br />以下ポイントをあげる。
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<br />1、例題は全58題でそれに対応するように大切な原則も58個掲載されている。例題は応用が利く基礎となっており、初学者にはためになる表現が詰まっている。それと、模範解答は2つであり、等身大の受験生レベルでかかれている。
<br />2、原則は、例えば「〜が増えている」や「A人のうちB人」・「気にしない」などを場合に応じて使い分けられるように何個か型が掲載されている。それに、使用法の注意もかかれており配慮が良い。それに対して誤答例も設けられている。
<br />3、解説が非常に充実している。「ゴミ」という単語一つとってもgarbage,trash,litter,wasteなどの違いがわかるように丁寧に解説されている。熟語表現などが多彩に掲載されている。
<br />4、英作に必要な重要な型をこの本で完璧に覚える事で、基礎が完成され、模試や本番の入試でも途方にくれる事は無くなり、方針が見えて正確な表現を使うことが可能になる。
<br />5、この本で基礎が完成されたら、「英作文のトレーニング」などでどんどん文章を書いて覚えていき、自分の英作能力を研磨していくと良い。そしてわからなかったらこの本でフィードバックして参考にしよう。
<br />6、英作の初学者から上級者まで幅広く使える本である。参考書としては現在使いやすさの上でダントツだと思われる。
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<br />(私的意見だが、P33に生徒の質問を「くだらない」と言ってあったが、生徒自信がしっかり考えたことをくだらないなどという発言はしないほうがいい。そこはよく気をつけたほうがいい)
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<br />英作初学者はこの本一冊をまずは完璧にマスターすることを勧める。とても素晴らしい本なので、実力の養成はゆるぎないものとなるだろう。
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<br />初学者から上級者にも是非お勧めの一冊である。
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世の中には文法や構文を網羅的に解説したり、<br>あるいは添削の妙のみを売りにした英作文の参考書が多いです。<p>前者は(英作文には)不必要な知識のつめこみが多く、時間ばかりやみくもにとられ、<br>後者は「へ~」という知識は増えるけど実際に使えるストックが付きづらい。<p>本書はそのどちらとも違い、添削というスタイルをとっているだけでなく<br>本当に必要な文法事項や表現を的確に学ぶのに最適な構成になっています。<p>英作文は、日本語→英語のパターンをいくつ自分の道具にしているかで、<br>格段に出来が違ってきます。<br>本書はその基本である、<br>日本語で○○という表現は英語では××という表現が妥当だ、<br>というスタイルを豊富な例で解説しています。<br>すべて覚える必要はないですし、自分も基本的には<br>模範解答に使われている表現を一つだけ覚え、<br>余力があれば他の表現も、という学習スタイルをとっています。<br>本書は着実に、かつ的確なストックを増やしてくれることでしょう。<p>残念なのはCDが付属であれば、応用の幅が広がった点でしょうか。<br>汎用性(応用力)のある文章をストックすることは<br>会話面でも非常に重要です。<br>次期版ではCD付属になることを切に望みます。