不思議なのは書評の数と良い評価が多いことです。それを参考に買いましたが大きく期待はずれでした。
<br />3万個の商品も手紙DMの内容も明らかにされないのでDMの効果が判断できません。
<br />出ている返信率なども、仮定の数字や、具体性のない手紙DMの内容で真実味を感じられません。
<br />後半の「作り方」も注意深く考えれば誰でも常識的に思い浮かぶことばかりです。
<br />また、前半で否定的な電話営業を後半「魔法の電話営業」として紹介していることも矛盾を感じます。
<br />総じて少ない内容を修飾して増やしている感じを受け、記事にリアリティを感じることができず、よい印象は持てませんでした。
「商品のメリットばかりを強調するのはダメ」
<br />「売れていることをアピールすると売り込み臭さがでる」
<br />「…のご案内」「…のご紹介」はアウト
<br />「相手の感情を動かすためには多少文章が長くなっても構わない」
<br />「パンフレットは同封しない」
<br />「宛名はラベル印刷しない」
<br />
<br />など、「こうすれば反応がいいのではないか」「こうすれば手間が省けるのでは」と自分で思っていたことが見事にくつがえされました。
<br />
<br />お金はかけなくても、多少の手間はかけるべきなんですね。
<br />「どんなに良い物でも、その良さが伝わらなければ意味がない」
<br />そのことを常に頭に置いて、DMなどを作成していきたいと思います。
本の帯の部分に
<br />「顧客ゼロなのに、3万個の在庫、あなたならどうしますか?」
<br />
<br />それを手紙DMで全部売り切ってしまった
<br />すごい人である
<br />
<br />その中に書かれていることは
<br />
<br />今まで買った、何万円もする教材、
<br />中には十万位する教材
<br />それらは、一体なんだったんだと思う。
<br />
<br />それらの高い教材を買っても
<br />本当の意味でのマーケティング、セールスの仕方
<br />素人の自分にはぜんぜんわからなかった。
<br />
<br />しかし、わずか1470円の本。
<br />
<br />その中にあるのは、
<br />
<br />見込み客の集め方、顧客化の仕方
<br />レターの書き方、フォローの仕方
<br />
<br />それらを全体としてとらえ、
<br />ひとつだけ独立して考えるのではなく
<br />
<br />すべてを関連付けて考える
<br />
<br />ただ、単純に、方法論だけではない。
<br />なぜ、この見込み客なのか?
<br />なぜ、この切手を使い、なぜ、この封筒を使うのか
<br />
<br />なぜ、レターの中に、これと、これを配置するのか
<br />なぜ、レターの中に、この文章を入れるのか
<br />
<br />全て、そうする理由と、
<br />それを用いた結果が書かれている。
<br />
<br />早く出合いたかった本である。
<br />
<br />この本は、この値段の百倍、千倍の価値が
<br />あるように思えて仕方ない