→「2月・3月の、このクソ忙しいときに、今更言うなっつうの!」
<br /> と怒らないで..ちょっとだけでも本書を眺めてみてください
<br /> あなたも、プロジェクトメンバも、きっと変わるはず!
<br /> 読めば確実に、しかも前向きに!
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<br />→クリティカルチェーンマネージメントを、日本人と日本人気質を
<br /> ふまえた上で、これだけ的確に説明した本があっただろうか!
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<br />→「親方バッファ」や「サバ取り虫」、「隠れサバ取り虫」
<br /> 「科学的段取り八分」..
<br /> プロジェクト成功の鍵は これらの言葉に隠されています ぜひ!
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<br />→カラーだし、イラストがカワイイし、欄外の「つぶやき」が面白いし
とっかかりの一冊としては、本当に素晴らしい本でした。
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<br />一見、「こんな当たり前のことを・・」と思ってしまいがちですが
<br />その当たり前なことに気づかせてくれる一冊です。
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<br />その中で自分が参考になったのは、「スケジュールを逆算する」ということです。
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<br />例えば、普段私達が電車で遠出をする時は
<br />「11時に東京駅に着く必要があるから、8時30分に家を出よう」
<br />といったように、自然と時間を逆算して考えているんです。
<br />
<br />このように、「いつ」までに●●しなければならない、といった時
<br />私達は、逆算するという方法が最適であることを理解しています。
<br />
<br />しかし、プロジェクトの現場では、それが行われていません。
<br />とても不思議なことです。
<br />
<br />そんな当たり前のことに気づかせてくれました。
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<br />その他にも、幾つか自分が参考になったことを紹介します。
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<br />1.最後の最後になって作業進捗が90%のまま進まないことがある。
<br /> (90%になってからが長い)
<br /> ⇒ だから工程管理は「完了まであと何日」という日にちで表現する。
<br /> (これは、作業担当者に確認する場合も使えます)
<br />
<br />2.「プロジェクト完了までの間に問題があるとしたら何がある?」と質問する。
<br /> (リスクを前もって判断し、報告してもらうための手段)
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<br />3.タスク(仕事)のサイズは、プロジェクト関係者が
<br /> 「具体的に作業の大きさや納期を議論できるサイズ」でなければならない
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<br />4.余計にお金を掛けてでも短期間に工期を終わらせた方が最終的には儲かる
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<br />5.原価が下がっても、必ずしも儲けにはつながらない。
完全に引き込まれて、あっという間に読んでしまいました。
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<br />イラストが楽しいのに加えて、
<br />「これ、分かる!自分もそう!」、「こういうこと、あるある。」
<br />と、親近感をもって納得しながら読めます。
<br />それでいて、解決法も分かりやすく、その気になればすぐに実践できるものです。
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<br />プロジェクトに携わっている人なら、絶対に読んでみて下さい。
<br />私は経営コンサルタントとして数々のプロジェクトに携わってきましたが、この本を読んで分かりやすく実践的に伝えることの大切さを改めて感じました。
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<br />内容が非常に人間的で、読んだ後、ホッとした気持ちにもなれます。