今まで、なんとな〜く地理をやってきた人におすすめです。そんな人は「地理は暗記だ」と思っている人が多いと思いますが、
<br />この本は、地理の勉強というものは決してそんな無機的な作業ではないと教えてくれます。
<br />例えば、砂漠の成因には大きく分けて4つほどの種類があるのですが、問題には砂漠の場所くらいしか出ないと思います。
<br />そこで成因なんてそっちのけで場所を暗記するわけですが、成因を知っていれば、暗記なんてしなくても、周囲の状況などから、逆にここには砂漠があるはずだ!
<br />と考えられるようになるのです。この本は事実を漠然と伝えるだけではなく、なぜそこに砂漠があるのか、を教えてくれます。
<br />他にも植生や気候、民族問題にいたるまで、なぜそこにあるのか。なぜそうなっているのか。という理由つきで知ることができます。
<br />これが地理的な考え方を身につけるということです。このことは漠然と事実を覚えるだけの勉強法と比べて効率や質、応用力養成、
<br />そして勉強する楽しさという点でとても有利な方式だと思います。
私は、瀬川 聡先生の実況中継の本を使っていて、
<br />どうしても70点前後しかとれませんでした。
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<br />ところが、この本を2回読んだだけで、88点にまであがったんです!!!
<br />しかも厚さの割りに、1日、2日で読めて、効率よく地理的な考え方が吸収できます。
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<br />名前のとおり 地理Bの点数が面白いほどとれる本です。
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<br />でも、活字や顔文字が多く、合う人と、合わない人がいると思います。
<br />あと、表紙があまり好みでないので、星は4つにします。