この本は非常に丁寧に作られているという印象を受けます。ギターの各部名称からチューニングなど基本を網羅していますし、フラメンコ奏法もじっくり学べます。CDもついており、なおいっそうわかりやすく学べます。<br>自分もこの本でフラメンコギターをやり始めたのですが、応用練習曲が多く、フラメンコのリズム形式を楽しみながら学ぶことができました。<br>これらのことからも全体的な非常にバランスがよく学びやすい教本だと思います。これからフラメンコギターを始めたいとお考えの方にぜひオススメします。
初めて指弾きを練習する方向け<br>私はいままでTAB譜ばかりだったので<br>譜面を読むのに苦労した。
そもそもフラメンコギターの教本自体クラシックギターに比べて少ないのですが、その中でも本書は一番推薦したいフラメンコギター教則本です。クラシックギター以上にフラメンコギターというのは譜面以上に実際の音を聞くことが必須条件だと考えます。フラメンコギターが発祥した当初は、譜面そのものという概念自体なくて、一子相伝の如く代代師匠から弟子に実際にパフォーマンスをして伝えて来たと語られているくらいですから。<p>教則本としては、基本的なギター操作から中盤から多種多様なフラメンコギター独特な奏法の解説が記されていて後半では、人前で演奏できるようなレベルの練習曲応用曲まで収録されております。<p>一番の特質すべき事は、CDが付属していという事です。しかも多くの楽譜にあるような、一部の曲や奏法だけ収録されているというものではありません。なんと全ての奏法曲が、収録されているのです。冒頭で書いた意味も含めて、この意義は極めて大きいと同じに素晴らしいコストパフォーマンスだとおもいます。