最初のシーンで、「高柳、バカっぽい…」と思ってしまったのが失敗だったのでしょうか。次の、路地に入り込んでしまい、そして…、というシーンで、「こんなの、ありえない」とさらに引いてしまい、中盤の盛り上がりシーンにいたっては、あまりの無謀さに「ない、ない、ない!」と、正気に戻ってしまいました。後半はけっこういけてるのですが、話が上手くいきすぎ。「龍を飼う男」がすごくよかったので、反響がよく、大人の事情で書くことになったのかな。龍モードになってなかったのに、ちょっと無理をして書き上げたのかな、という印象です。頑張ってるのは伝わってくるのですが。今回は奈良さんのイラストともギャップを感じました。
<br />
<br />
<br />
<br />
まってましたの第2段「龍を飼う男」の続編にして「駆け引き〜」「蜜約は〜」のリンク作です。
<br />「駆け引き〜」の方では脇役である中国系のアメリカ人ティエンとその恋人高柳の話。
<br />「駆け引き〜」のシリーズではあまり表に出てこないティエンのワルな顔が魅力的な作品です(笑)
<br />
<br />恋人同士になってからの二人の話なので前作よりも甘めに仕上がっている気がするのですが、やっぱりこの作品のティエンの方が私は好きですね。
<br />高柳も前作に引き続き拉致されたりして、ティエンに迷惑ばかりかけている困ったくんなのに、なんでか憎めない。私にとっては愛すべき二人です。