私はあまり兄弟モノは好きではなかったんですが奈良千春さんのイラストに惹かれて購入しました‥‥感想は「切ないなぁ‥」でした。私が今まで読んだことがある兄弟モノは可愛らしい弟にその弟を甘やかす優しくて素敵な兄‥とゆうベタな設定のモノがほとんどでした。でもこの作品はそんなベタな話ではありません。読みごたいがあり流れも自然で最後まで飽きさせません。龍昇側から考えながら読むと切なさが増します。お薦めです!
松田さんの初単行本
<br />「赤い呪縛」とは血を意味しています
<br />兄2人に甘やかされて育った「日向(ひなた)」と次兄との話
<br />何か分りませんが、引き込まれます・・・
<br />愛しているのに暴力を振るったり、ねじ伏せて征服したり、愛情の表現が歪んでいます
<br />この歪み具合が私は最高に好きなので、この本も最高に好みでした
<br />嫉妬と愛情と暴力とモラルがせめぎあっている内容です
<br />好き嫌いが分かれるないようだと思いますが、私は、松田さんの文章力や表現の仕方、物事の流れ方、感情の吐露の仕方が激しく好きなので、とっても面白かったです
<br />痛いのが苦手は方には向かないと思いますが、一味違う何かを求めている方にはあっているのでは??
この本は近親相姦、兄弟同士の恋愛を描いた物語です。受けは甘やかされて育った末っ子。片や攻めは野蛮でワイルド系の次男。この二人の兄弟ゆえの禁忌への苦悩、葛藤が文章に良く表れています。作者の表現力に脱帽です。特に、攻めの苦悩が必見です。 とにかく読んでいて切ないです。 甘々ばかりでマンネリぎみな方に。