試験に出る範囲をすべてカバーしていると思う。これを完璧にやって、姉妹編の「合格トレーニング 日商簿記2級工業簿記」をしっかりやれば、2級は十分だと思う。本当は難しくないんだけど、考え方自体が新しくてとっつきにくい。このテキストを十分やりきることで問題に慣れてしまえばいいと思う。
私は同シリーズのテキスト、トレーニングを4冊フルセットで購入しました。このシリーズで勉強する場合、どれが欠けても学習効率がかなり悪くなるでしょう。<p>合格するためだけに勉強するのであれば、最も効率の良い勉強方法は、私なりですが以下の通りです。<br>「テキスト」では文章は適当に流し、各仕分け方法、仕分け勘定を徹底して頭にたたき込んでください。セクションの区切りごとに、その範囲の復習問題を「トレーニング」で全てやりきってください。同時にこなしていかないと、面白いほど頭から抜けています。<br>全てやり終えた後には、「トレーニング」の各セクションの終わりの方にある大きな問題を、またやり直してください。やり直して出来なかった箇所を、重点的に復習してください。<p>そして、無視出来ないのが、「日商簿記検定過去問題集 2級出題パターンと解き方」です。近年は、パターンに当てはまらないタイプの問題が多く見受けられ、それに慣れるためにもあったほうが良いです。合計 22回分 (だったかな?)が掲載されており、費用対効果は十分に望めます。<p>本に費やすお金の多い試験と言えるかも知れません。もう少し安く済ませる方法があるかも。そういう意味で、★一つ減らしました。
別のテキストで初めて工業簿記をやったときは、<br>・商業簿記と会計処理の勝手が違う<br>・新しい勘定科目が多数登場<br>などの理由で尻込みしてしまったのですが、このテキストを使い始めてからは工業簿記が楽しくなりました。<p>所々にイラストがあり、実際の製造過程を想像しながら学習することが出来るので、楽しく覚えることが出来ます。<br>テーマ別に分かりやすく纏まっているので、見直しなどもしやすいですよ。<p>工業簿記は、商業簿記よりも覚えることが少ないので、コツさえ掴めば簡単に出来るようになります。<br>ただ、標準原価計算や直接原価計算などは、計算方法の暗記だけでは試験で痛い目を見るかもしれないので、「何故こうなるのか」ということをしっかりと頭に入れるようにしましょう。