三国志という日本人にも読みやすい題材がいいと思います。三国志の登場人物のキャラクターにあわせて物語風にマネジメントのノウハウを書いてあるところに読みやすさの秘密があるようです。
<br /> 内容はというと、数多く出ているマネジメントに関する内容とさほど違うようには思えませんが、マネジメントで大切なことは決まっていると考えれば当然かもしれません。
<br /> 普通のビジネス書に飽きたときに、面白く読める本としてお勧めできます。
商品の説明にもあるように日本人にも親しまれている「三国志演義」を題材に「経営」「人材管理」「マーケティング」といったビジネススキルを紹介したビジネス小説。
<br /> 「三国志」の魏呉蜀を大企業の魏、中堅企業の呉、ベンチャー企業の蜀と色分けしているのはおもしろいのですが、一般的に伝わる「三国志演義」での諸将の性格と合わない(劉備や張飛が典型的)ので読んでいてなんだか落ち着かない感じです。
<br /> 美女に対しての考えは中国では一般的なんでしょうか? 他のレビュアーも指摘していましたが、「会社には美女は不要」というのはどうも説得力に欠ける感がしました。
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<br /> 題材が題材ですので読者を選びます。三国志演義を全く知らないという人には向きませんし、ビジネススキルを伸ばそうという意欲旺盛なビジネスマンには小説部分が冗長でお薦めできません。
<br /> 結局は気楽に読む入門書というのが妥当な評価じゃないでしょうか? 後輩や知人にはあまりお薦めできるようなものじゃなかったですね。
生まれて初めて中国の方から書籍を贈られた。
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<br />お世話になっているお取引先の総経理の方からこの一冊を自宅にお送りいただいた。謝々
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<br />既に中国では110万部を超えるベストセラーの日本語訳だそうだ。
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<br />”水煮”とは四川料理で”ピリ辛、辛辣、風刺を凝らした”の意を著している。
<br />読み始めて…実は思わず噴き出してしまった!
<br />劉備玄徳や関羽、張飛が現代のビジネス社会で…もしかしてパロディ?爆
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<br />中国の方々が三国志を過去の戦乱歴史の話だけにとどまらず、人生訓として熟読、精読され、生活の中で大切にされてることは良く聞くが、現在ビジネスにも通用する経営指南書として史実、人物を上手に転化させて書かれている点にとても興味を持つと共に、中国でも”こういったパロディ的な表現”がすでに存在し、さらにたくさん読まれているという点には、親近感、同じ時代感覚を意識でき、私にとっては何だかとても嬉しい気分に浸れた一冊になりました。
<br />ただし、三国志を読んだことない方、興味ない方は、笑うポイントをはずすでしょうね、きっと。爆
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<br />初めて中国の方から頂いた書籍として今とても嬉しく大切にしたい一冊。
<br />ちなみに私からは『貝と羊の中国人』を贈らせていただいた。