今までの問題犬の解決本ではどうしても納得出来なかった疑問が、この本では全てひとつの方法で解決しています。今まで犬のトラブルで悩んでいた飼い主にとっては画期的な朗報です。早く本方法が日本に普及することを願います。ただ英国での飼育環境でのこの方法を日本に適用するには、さらに一工夫が必要と感じます。著者の二冊目の本『The Practical Dog Listener』も早く翻訳されることを期待しています。
愛犬家向けの雑誌はたくさん出ていますし、噛み癖や吠え癖を直す方法もいろいろ書いてあります。でも全体的に言って強引に頭を押さえつけるような方法で、私は納得しません。これは私と同じような考えの友達に教えてもらって読みましたが、なるほどと思えることがちりばめられた感じです。
<br />「しつけ」ですから、ちょっとだけワンちゃんを押さえるような部分はありますが、それは最初の何日間のことであり、「意識改革」をさせるための手段なのでしかたがありません。寂しがり屋のウチの子(ポメラニアン)に試してみて変化がありありあったので、どんな犬にも効果的な方法だと思います。
<br />犬を飼い始めた人とか、しつけにうまくいってない人にオススメします。
<br />それから表紙のゴールデンレトリーバーは子犬で美人。
どんな本なのかなと思いましたが、読んでみてタイトルに納得。犬の気持ちを丁寧に解説しているので、しつけの訓練の意義をよく理解することができます。イギリスのベストセラーらしいですが、日本の愛犬家にも有益な情報がつまっていますね。第9章の「噛み癖を直す」は私の飼い犬にも応用できそうです。