ディズニーの仕事のやり方に感銘を受けた著名なコンサルタントがその秘訣を7つの簡単なキーワードでまとめて読ませてくれる。物語形式になっているのでとても読みやすい。
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<br />従業員を「キャスト」と呼び、来場者を「ゲスト」と呼ぶ。そう、そこには「仕事」以前にディズニーの価値観がある。そしてその価値観で徹底的に作りこまれている。いくつも気に入ったレッスンがあったが、特に気に入ったのは、レッスン2:「細部にこだわる」 徹底的に細部にこだわることで顧客は飽きないし、従業員にもほこりが生まれる。顧客が離れるのはとても小さな問題からではなかっただろうか?そして、レッスン3:「すべての人が、語りかけ、歩み寄る」 すべての人が責任を持ちそして顧客に歩み寄る。そこには型にはまった笑顔はない。顧客が問題を抱えているとき、立ち寄って話しかけ、手を差し伸べる。感謝を言われた従業員はハッピーな気持ちになるし、顧客は喜びリピーターになるし、これによって会社ももうかる。WIN-WIN-WINだ。すごい。
ディズニーがなぜ人気があり続けるのか。キーワードを7つ取り上げて考察している。もっとも、小説仕立てなので、登場人物が考察しているようになっています。とても読みやすく、7つのキーワードを日々の生活でどう取り入れていくか。誰にでもできることなので、実行していきたいですね。
感動の物語です。このような職場で働くことは誇りでしょうね。また、このような環境を作ったマネジャーの力はすばらしいですね。今の自分を見つめるのにとてもいいきっかけになる本だと思います。