この本は内容がとてもわかりやすくてオススメです。
<br />投資の初心者の人にももちろん読んでおくべき一冊になるのですが
<br />個人的にはある程度、投資経験を積んだ人、中級者以上の人に
<br />是非、読んでもらいたい必読書です。
<br />なぜ中級者以上にすすめたいのかと言うと、
<br />「こうすればもうかりますよ」と言うようなHOW TO本ではないからです。
<br />デイトレーダーには何の価値も持たないデータが並びますが
<br />長期投資家には自分の力では一生かかっても集められない
<br />価値ある情報がつまっています。
<br />
株式投資は長期投資に適した対象であることを多様なデータの分析を通して示して見せた労作。楽しくはないが、真面目。ここで言う長期とは1年、2年じゃなくて10年、20年の話。
<br />日々の売買に役立つような小手先のテクニックなどではなく、長く株式への投資を続けていくためのバックボーンとなるような考え方を具体的に示している。
Stocks for the Long Run 3rd editionが原著。
<br />日本におけるシーゲルの最新刊だが、洋書のコーナーを見る限り、どうも訳出の順序によるもので、著者の最新の見解は別の書籍(株式投資の未来)に表明されていると思われます。両方の書籍を読む場合、その点を注意する必要があるかもしれない。
<br />
<br />ただ、どちらの書籍もよく調べてあるなと思います。
<br />