面接官の本音 2008 みんなこんな本を読んできた 面接官の本音 2008
 
 
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面接官の本音 2008 ( 辻 太一朗 )

就活本は何がいいかと聞かれれば、迷わずこの本を推薦します。 <br /> <br />著者の辻氏はリクルートの人事部長を長年経験し、そのノウハウから面接官はどういった視点から学生を見ているのかをこの本で著しています。 <br />リクルートといえば、採用のプロです。どういう学生が就職後活躍するのか、どういった行動をとるのか、など学生を見る目は一番であると思います。そこの元人事部長の経験・ノウハウがつまった一冊です。 <br /> <br />ただ、少しマイナーなのは、その経験・ノウハウが高度すぎて、普通の企業の採用担当のレベルを大きく上回り、そういう採用担当のレベルが低い普通の企業の認識が広く学生に影響しており、あまり理解できないのかもしれません。 <br /> <br />前のレビューで「リクルートスーツを着ていかなくても良い」と述べているのに対して反論?されてますが、これはレビュアーの理解不足です。(これも普通の人の考えるようなこと) <br />この例は辻氏が極論としてだしているもので、「リクルートスーツを着ていかなくても良い」ということが「自分の軸」に沿うものであれば、そうしても問題ないと言っているのです。ただし、その行動と「自分の軸」が「企業の軸」とマッチしていなければ当然落とされますが。 <br /> <br />じゃあ、分かりやすいように説明すると、上の例は極論ですが、例えば女性は就活用にスーツを購入しますよね。誰の目から見ても就活してると一発でわかるような。そして、就職してからあんなスーツ着てる女性の方を見たことありません。なんでみんなしてあんなスーツを買うのでしょうか。そこで、就職後も着られるような(ビジネスで着ても問題ない程度の)カジュアルなスーツを着て面接を受けました。当然、浮きます。でもその理由として、「就職後も着れるスーツを買ったほうが経済的だから」と説明できれば何も問題ないんです。それでもちょっと派手なスーツ着てるから落とすと判断する面接官は、面接官のほうに問題があるんですよ。 <br /> <br />あと、中谷彰宏の「面接の達人」は言ってることがメチャクチャで根拠がなく、あれはとても就活本として読める代物ではありません。面接のプロからすれば、お笑い種でなんであんなのが売れてるのか不思議でしょう。つまり、あんな本を読んだ学生たちが間違った認識の元で就活を行うのを遺憾に思ってよく引用しているんだと思います。まったく同意見ですね。 <br /> <br />就活生、採用担当の方はこの本を読んで勉強してみてください。

 中谷章宏氏のベストセラー「面接の達人」(メンタツ)を意識して書かれたのではないかと思われる本。メンタツに対しての批判と思われる意見がいくつかなされています。理論的な裏付けがきちんとなされていて読んでいてなるほどと思う部分ばかりでしたが、さらなる反論もいくつか思いつきました。 <br /> 例えばこの本では面接にリクルートスーツを着ていかなくても良い旨述べられていますがスーツはビジネスマンである相手に対する敬意であり、自身の真剣さを表現できる服装であると考えますので、普段着で面接に行ってもよいという考えには反対です。落ちても良い場合や、スーツがむしろおかしい職場であれば構わないとは思いますが。 <br /> メンタツにしろこの本にしろ、十分に納得がいく説明がなされていると思います。考えながら自分の立場を決めていけばいいのではないでしょうか。

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