面白い内容、なのに読み出してすぐに眠くなってしまう。
<br />なんでだろうって考えたら、横書きの本。
<br />著者はプログラマー、エンジニア系コンサルタント。
<br />理数系の方なので横書き。
<br />
<br />でも私のような文系の人間にはとてもわかりやすい。
<br />日本の武道に例えたパターン分析などは
<br />コンサル以外での人間関係の構築にも使えるのでは。
<br />適格なアドバイスと例え話がビジネスイメージを広げてくれる。
<br />自分の場合だったらどうだろうなんて空想しながら読むから
<br />すぐに眠くなってしまったのかも…
<br />(ちゃんと最後まで読みました)
<br />
<br />前作「コンサルタントの秘密」もぜひ読んでみたい。
<br />結局論理より感情の方が上回ってしまうケースが
<br />多いんですよね。
<br />カウンセラー、アドバイザーなどの職種の方にも参考に
<br />なるかと思います。
重要な点を抑えてはいると思います。
<br />
<br />ただし、重要であることに対する説明が
<br />良くも悪くも筆者の個人的経験であり、
<br />論理的に説明するという意思が筆者には
<br />ありません。
<br />
<br />従って、この本のメリットとしては、
<br />・筆者の言わんとしていることがイメージしやすい
<br />・自ら経験したものについては納得しやすい
<br />
<br />他方、デメリットとしては、
<br />・自分にとってイメージしにくい例の場合、
<br /> 非常にわかりにくい
<br />・筆者の考えに賛同できない点があっても
<br /> 文章が論理的でないため疑問点は
<br /> 解決されないまま放置される
<br />
<br />といったことがあると思います。
<br />
<br />論理性が重要視されるコンサルティングを
<br />語る本において、
<br />ここまで論理を無視した本は個人的に大変
<br />違和感を感じました。
ワインバーグは、ソフトウエアシステムのコンサルタントだけれど、この本の内容は、ソフトウエア関係の仕事をしていない人にも役立つ。人に共通の思いこみや、性癖や、それに対応する方法が、具体的に楽しんで書いてあるからである。あらゆる仕事と、仕事を離れた家庭や人間関係でも通じる内容である。ソフトウエア開発といえど、人間の生業だから、あたりまえ、ということだろうが。<br>内容は、納得できるものばかりの考える道具箱。おすすめです