ひかり電話が長期間つながらない状態が続いた。新聞の報道やウェブの書き込みがたびたびあったものの、専門的すぎたり、断片的に書いてあるのでよくわからずにストレスがたまった。そこで、この本を読んでみたら、どうして電話がつながっていた(つながらなくなったのか)がよくわかった。やさしく解説してある一方で、かなり技術的に深そうなことが書いてあるため、その部分はスキップした。それでも、この本はほとんど各ページに図解や写真があって、難しい言葉がわからなくとも雰囲気でだいたいわかるようになっているのがとても良い。欲をいえば、もうちょっとうすいととっつきやすいと思う。今回は、他に電話の仕組みをやさしくまとめてある本がなくて重宝した。
IP電話の本は数多あれど、今の電話NTTの電話の仕組みと100年の歴史をきちっと書かれているものは
<br />全くなかった。そのブラックボックスの情報を明らかにしただけでなく、電話が繋がる原理について
<br />わかりやすく、それでいて専門的に説明がされている。といって古い情報といえばそうでなく最新のIP電話、携帯電話にその原理が結びついている。ぜひ続編を期待したい。
NTT電話、IP電話、携帯電話の三つを1冊でまとめるのはちょっとつらく、無理がありますね。3分冊にすることはできないのでしょうかねぇ。。。
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<br />OSI7レイヤモデルを考えると、きれいになるのでしょうけど、わかりやすくしようとしているので、玉石混合になってしまっている感がありちょっと抵抗があります。
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<br />NTT電話はそれだけで完結させて。。。
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<br />IP電話についてはインターネットプロトコルの話をもう少し充実させたほうが良いと感じました。
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<br />また、携帯電話については明らかに他とは違う切り口(OSIでいう階層)について言及しているので、なかなかわかりにくいと思います。
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<br />とはいえ、NTT電話のところはよく書かれていると思います。
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