「飽和状態」と囁かれて久しい税理士業界。<br>税理士先生という看板だけで食べれなくなったのは事実であろう。<br>僕が税理士業界に勤めたのは高卒後の2年間。<br>税理士業界を離れてもう8年半にもなる。<br>この本を買ったのは、そんな税理士業界の近況を確認したかった為だ。<br>この本を読ん、僕は「税理士業界はまだまだチャンスはあるな」と思った。<br>なぜなら書いてある事は、ごく一般的なマーケティング手法の本に持っている事を実践しているだけであるからである。<br>つまり、独創的な発想をしなくとも成長できる余地がまだまだあるという事である。<br>しかし、今は余地があっても将来はわからない。<br>こうなれば時間との勝負です。
「顧問先の満足度向上のため、職員に負担を掛けない事務所体制の<br>構築が重要」<br>この本は、税理士事務所の職員の声を代弁してくれている。<p>顧問先と職員を優先し、かつ顧問先開拓を目指すという理想の税理士<br>事務所になるための開業本だ。<p>開業を目指す人だけでなく、全ての税理士事務所の所長に読ませた<br>い一冊だ。
筆者自らを凡人といい、読者に向けたメッセージでは、「私たち」という。これまでの自画自賛のノウハウ本とは違う印象を受けた。<br>しかし、開業して2年でこれだけの戦略を考え、実践してきたことには脱帽である。一見バラバラに見える戦略がいつのまにか一つの戦略となるというイメージが垣間見れた。これなら成功できる。