林業に従事される方向けに書かれた本なのでしょうが、薪ストーブオーナーに是非お勧めしたい!
<br />特に、薪ストーブを通じて樹木に興味を持ったあなた、きっとあなたも、愛する薪の素性を知りたいはず。
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<br />薪、丸太、玉切りを見つめて、「この木なんの木?」と疑問を抱いても、ご自分で伐採される方でなければ、樹皮以外に手がかりはありません。
<br />とは言え、樹皮は樹齢、生育環境で、「これが同じ木??」と思うほど違ってしまいます。
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<br />この本は、樹種毎に若木、成木、老木の写真が掲載され、その特徴、環境による変化が記されています。
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<br />また、葉の写真もあり、樹型も明記されていますので、立木であればより確実な判定が行えると思います。
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<br />薄い本ですが、きっと持ち運びを意識してこうなったのでしょう。中身は非常に濃いです。
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著者である林さんは、「葉で見わける樹木」という本を別に執筆されており、私はその本のお陰で山歩きがとても楽しくなりました。しかしながら葉が付いているうちは良いのですが、落葉した場合の樹木鑑定にはとても困っていましたが、今回待ってましたとばかりの本が登場しました。
<br />あまりの嬉しさで、友人の分と併せて2冊も購入してしまいました。
<br />前作と同様、葉はスキャニングしてありとても見やすく、また樹木も成木と老木に分けて掲載してあるため間違うことはありません。
<br />秋、冬の山散策には欠かせない一冊になると思います。