無双袖(ウソツキ)の作り方が載ってると聞き夏用に製作してみる予定。
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<br />反物だけでなく、普通の生地での作り方も載ってました。
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今回はお手入れ情報があったので、迷わず買った。でもやはり、「素人がやるのは避けたほうがいいな〜」って改めて思った。私も色々聞いて回ったが、呉服屋の店員さんで悉皆屋さんの作業を見てきた人などの話では、「ベンジンの使う量が違うし、ふき取り方も違う」とのことであった。
<br />この本で自分でお手入れができる人たちの年代は、「お手入れはみんな自分でやってたのよね」の世代なのだ。つまり、彼女らの祖母や母親の年代はみんな自分でできてたわけで、それが当たり前の世代なんだなと。
<br />てなわけで、「あんまりよけいなことはしないでおこう」と心新たにした。それに、本文中でも「あくまで自己責任で」という一言がありましたしね。
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<br />ただ、この本は掲載する着物がお手ごろ価格なものが多く、若い人でも「コート一着分で買える着物」という品揃えを提案しているので、好感が持てる。ぞうりや小物も、「ほしい!」と思えるモノが多い。
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<br />着物生活をはじめたいなら(普段着として着るなら)、やはりバックナンバーにおまる木綿から入ったほうがいい。着物自体が安いし、家で手洗いすればOKだし。
<br />お食事に出かけた先で正絹の着物を汚したりしたら、やはりそれは「おでかけ着」なのだから、専門家にお願いしたほうが、結局は長くきれいに着ることができるんだと思う。
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<br />と、思わされたこの号でした。
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他の着物雑誌や着物の本では、お手入れやお直しって、
<br />なんとなく、一通りに説明はされているけど、
<br />具体的には頼み方も値段も、イマイチ分からなかった。
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<br />私も1万円で買ったアンティークの友禅染めの着物を
<br />5万円かけて直したことがあるのだが、
<br />いろいろな場所(呉服屋さんやリサイクル着物店)に相談しては、
<br />どうもその説明に納得できずに、悩みまくった。
<br />最終的にはよいお店とめぐり会えたのだけれど、
<br />あのときにこの本があれば良かったのに。
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<br />お直しにかかる値段は半端じゃない分、
<br />するべきかしないでおくかというのはいつも葛藤だが、
<br />今回の特集は、そのあたりの悩みをチョット解決してくれる。
<br />七緒はいつも良い記事内容だが、今回はとくに保存版。
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<br />あと、中に書いてあった
<br />着物のお手入れをないがしろにすると着物に仕返しされるよ、
<br />というのは耳の痛い言葉。
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