泣き虫の息子のために買いました。
<br />なのに、読んで聞かせるそばから、
<br />声が震えて、目頭がじ〜〜ん!
<br />
<br />人間、生きていれば誰しもが経験する大切な人との別れ。
<br />その悲しみを乗り越えたときに、
<br />その人が、置いていってくれたものに気づく…。
<br />
<br />自分の人生に今までに訪れたいくつかの別れ。
<br />この子の人生にこれから訪れるであろう別れ。
<br />そんなことを思い浮かべてしまったのかなぁ。
<br />
<br />子どもはそこまで読み取ることはないと思うけれど、
<br />いつか大人になって、この本を手に取ったとき、
<br />えっ、こんな意味だったの?って思うかもしれない。
<br />
<br />大人になったときの息子のために。
<br />本棚の隅に置いておこう。
この本をラチに似た3歳8ヶ月の娘に読んであげたところ、娘は号泣してしまいました。ラチがらいおんの置き手紙を読むところです。お話を聞いて泣くというのは初めてだったので、それはうれしい驚きでした。感受性が豊かになってきている、ということですよね?そしてカタルシス作用があるのでしょう、娘に何度もこの絵本を読まされ、親子で毎回泣いてます。私たちには特別な絵本です。
子供の頃この本を読んで以来ずっと記憶に残っていました。そして今でもこの絵本が売られていることを知りました。二児の親となった今、自分がそうしてもらったように、子供と一緒にこの絵本に接しています。やがて巣立っていく子供に、そして親にも、色々なことを教えてくれます。かわいらしい絵やストーリーだけでも楽しめますが、この絵本が発する深いメッセージを是非感じとってください。