三部作を大人になったこの年齢で初めて読んでとても感動しました。50年以上も前に作られたお話ですが、本当に面白い。近代化が進み、ゲームやインターネットなどが子どもを侵食してゆく中で、本書のようなファンタジーの持つ、見事なまでの現実味と、その想像(創造)性はとても意味があるのだと関心させられました。
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<br /> 所々で出てくる数字。これに子どもはきっと色々な想像力をかきたてられることでしょう。
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<br /> 所々で出てくる、いろいろな色。子どもの頭はきっと、これにひかれずにはいられないでしょう。表紙も黒字に、青と黄色と赤。なんとも派手なようでいて、どこか温かみのある、ファンタジーを感じさせる色合いです。児童書は、文字でも絵でも、それが白黒であってもなくても、色味を感じさせるものであることが大事であると感じさせられます。その観点に立つと、地名もよく考えているなと思わせられました。
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<br /> 名前、大人の思想、家族、冒険心、優しさ、友達、秘密・・・本シリーズが持つテーマは本当に多い。ぜひぜひ、子どもを持つ家庭には買って置いて欲しいシリーズです。全部定価でそろえても3000円。決して高い買い物ではありません。
<br /> これを読んだ子どもも、エルマーと同じように成長してゆくのだなと思うと、なんだか心がわくわくしてきます。
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ほんとにいまでもベストセラーですね。すごい。<br>1作目と比べると少しパワーダウンしているのは<br>否定できないですが。舞台の一部に<br>人間の世界が入っていてちょっとファンタジックな<br>世界から現実的に感じられます。<br>冒険の前にエルマーがいろいろアイテムを<br>集めるのが面白いですね。<p>音色が違うラッパと笛を16個も一体<br>何に使うのか?それはよんでのおたのしみ! <p>読み聞かせ早すぎることは決してありません。<br>4歳児でも十分理解しますよ。
エルマー・エレベーター少年の冒険三部作最後の話。<p> エルマーは子供らしい柔軟な頭脳で、人間に閉じこめられていた、りゅうの家族たちを助け出す。<p> 暴力的や残虐な描写はしなくても、こんなにスリリングな話が書けたという点がすばらしい。<p> 初版は30年以上前だが、ストーリーが全然古くならない。続きが読みたくなる本だ。