『しょうぼうじどうしゃじぷた』の絵、どう見ても昭和40年代なのに、
<br />平成生まれの二人の息子たち、どちらも大好きでした。じぷただけでなく、
<br />山本 忠敬さんの電車の絵本もとても気に入っていました。
<br /> 平成生まれの子ども達には馴染みのない車や電車の形のはずなのに、
<br />とても不思議です。今ほど物も豊かでなく便利でもなかったけれど、
<br />日本人の心が今よりずっとのんびりしていて、今よりずっと人間性溢れ
<br />ていた時代の優しさが、子ども達の心に伝わるのでしょうか。
<br /> 古きよき時代の心の豊かさを、現代の子ども達に伝えてあげられる
<br />数少ない貴重な絵本です。
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まず、かなり丁寧に描かれている消防自動車や救急車の絵がきれい。
<br />そして、町並みや人物も細やかに描かれています。
<br />子供が男の子なので乗り物が出てきて気に入るかな、と思って買ったのですが、その前に私が気に入ってしまいました。
<br />お話もわかりやすく、個々の個性を大事に、という内容でした。
<br />息子はまだ小さいので、ゆっくりこの本を好きになってくれたらな、と思っています。
この絵本は、息子が小さい頃に、とってもお気に入りの本でした。何度も何度も読まされました。本人もすっかり暗唱できるのに、それでも、だれかれと無く手の空いている人の膝の上に座り込んで読んでもらっていました。
<br /> 小さなじぷたが、自分のように思えていたのでしょうか。
<br /> その本は、傷みがひどく、セロテープで補修してあります。もちろん息子が成長した今も、捨てることは出来なくて、大切にしまってあります。その上、また、新しいのを一冊買ってしまいました。
<br /> 自分の存在を認められたじぷた。よかったね。
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