主人公の女の子がなにもかもに「いやだ」を繰り返します。片付けもいや、妹におもちゃをあげるのもいや、お食事もいや!いわゆる反抗期ですね。いやいやを繰り返す女の子、ついに最後はお母さん自身が「いや!」と口をへの字に曲げてしまい、お気に入りのぬいぐるみまで「いや!」と、口を曲げてしまいます。それで終わり、の本ですが、他のハッピーな起承転結のある本と違い、どうにもオチのない終わり方が、子供に良い意味での「戸惑い」を与えているようです。用意された大人の自己完結ではなく、自分のせいで皆がいやいやするようになってしまった、どうしよう・・?と、子供は真剣に考えます。この本だけで子育てするのはどうかと思いますが、他の楽しい本の合間に読み聞かせると、子供にとってこの小さな戸惑いの感情はプラスになると思います。うちの2歳の息子はやっぱり読んだあと考え込んでしまうので、すぐに次の楽しい本を持ち出して気を取り直します。
現在1歳8ヶ月のイヤイヤ真っ盛りの娘のために購入しました。
<br />ですが、読み始めると、とたんに顔が真剣になり、クマさんが出てくるあたりでわーわー泣き始めてしまいました。その後、時々思い出して「くまさんのあの本いや・・・」と不安そうな顔で言います。本はすぐにしまい込んだのですが・・・。
<br />イヤイヤ真っ盛りの子には内容的に少々きついものがあるのかも・・・と思いました。私自身も内容的にあまり好きではない子育てのやり方だな〜と思いました。何でもイヤイヤ言う娘に「それじゃあお母さんも抱っこしない」みたいに言うのはやりたくないと思っているので。
はじめて書店で見た時、すごくかわいい絵で惹かれました。
<br />中身もあまりのかわいさに、今では子供よりも自分がお気に入りの一冊かもしれないというくらい気に入ってます。
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<br />うちの娘もいつも手に小さなクマのぬいぐるみを持っているので、読んでいて娘も親近感を覚えるようです。今では4歳になり自分で字を少しづつ読んで妹に読み聞かせしてあげているようです。
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<br />そんなふうにずーっと家に置いておきたい教育の本だと思いました。