色合いとか絵の感じが好きなのと、内容かな。哲学的かも。
<br />絵本だから、そんなに説明する必要もないし、文も短いんだけど、
<br />内容がね、考えれば考えるほど、うーーーんとうなっちゃいそうです。
<br />そのままだったらそのままなんだけど。私には、自分は自分しかいないんだよ、
<br />他の人にはなれなくて、自分として生きて行くんだよ、ってふうに聞こえました。
おおかみはなぜか影だけなんだけど、だから、よけいになのかな、印象深いです。どんとそこにいる感じです。絵のタッチも好きです。おおかみは一人になってもやっぱりおおかみで、おおかみとして生きて行くしかないんだ。で、それがなんだか誇らしいってとこがいいなあって思いました。
幼稚園の頃、教材で手に入れたのと、役所の保育科に勤めていた祖父に貰ったのとで2冊持っていたのですが、悪戯されて燃やされてしまった大事大事な絵本でした・・・もう二度と手に入らないと思っていたら、今でもまだ販売されていたのに感激。狼の孤独さにちょっぴりホロリ・・・・・だけど何処か暖かい。疲れた時に読むとスッと肩の力が抜ける・・・不思議な魅力を持ったそんな絵本です。