はじめて、見たとき、あまりの頭の柔軟さに感服!<br>すごいです。こんなこと考え付く大人がいるんだーこの日本に!<br>そして、こどもに読んだら(というか見せたらというか・・)どうするだろう?<br>期待と不安の中、子どもの前でページをひらく。<br>一年生の教室で読んだ。<br>いきなり「えー!」<br>まためくる。<br>「えーー!」<br>まためくる。<br>「え~~~~~!」<br>ますますエスカレートしていき、<br>「え~~~~~~~」<br>って言うことが楽しくなってきている。<br>クラス全員の一体感。<br>どう?頭をやわらかくしたら、こんなに楽しいね。<p>そんなメッセージも伝わったかな?<p>ナイフって聴くと、刺された?などとすぐ連想しがちな、<br>かなしい世の中。<br>こんなにも、人を幸せにするナイフが、ここにある。
1本のナイフがページをめくるごとに「伸び」たり、「縮ん」だり、「切れ」たり、「ねじれ」たり……。様子を表す言葉が沢山出てきます。物語りの絵本ではないので、「読み聞かせ」というよりも、子ども達と一緒に「言葉あそび」をしたくて、教室で読みました。ナイフの様子が変わるごとに、子ども達も次の言葉を予想して自分なりのボキャブラリーの中から一生懸命「ことば」を見つけてくれました。楽しいひとときを作ってくれた思い出の1冊です。
子どもにこの絵本を読み聞かせしたとき、反応がすぐに返ってきました。一枚、また一枚ページをめくるたびに、子どもからは驚きの声があがります。シンプルで、文章も簡潔なのに、圧倒的な存在感のナイフが一本の場面にぐいぐいと引き込まれていくようです。おはなし会の最初にもってくると、集中して絵本に見入ってくれるのでおすすめの本です。