世界大戦以降の国家間の対立や紛争について、わかりやすく説明されています。
<br /> 西欧(特に米国)がどうして徹底的に共産主義を敵視するのか、中東の紛争の背景にあるもの等が理解できます。惜しむべきは、日本についての記述が少ないことです。アジアの人々の反日感情の要因にはあまり触れられていません。(台湾の親日感情は面白いと感じました。)
<br /> それにしても、独裁者は恐ろしい存在ですが、それをたたく側にもさまざまな問題があり、正義とは何か、国家とは何かと考えるほど、わからなくなってしまいます。
<br /> 戦争を好む人は少ないと思いますが、インターネットの技術なども、冷戦によって誕生したなど、エピソードを知ると改めて、技術というのは紙一重のところで開発されているのだと痛感しました。
新聞等でニュースを読んでわかったつもりだった。
<br />これを読んで、ほんとにそうだったのかと目から鱗が落ちた。
<br />学校では、現代史があとに回され手薄になってると思う。
<br />受験生、ビジネスマン、主婦と幅広くこれが読まれることが望まれる。
<br />ただ、本が大きくて読みにくい。また、説明が冗長であることが難点。
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学校で習ったのは、現代史手前まで。現代史って祖父ぐらいの時代からこっちだから、本当は身近なはずだけど、あまり身近でなかった。この本は、子どもにもわかるように(つまり大人にもわかるように)背景を説明してくれたから、子どもとニュースについて話し合う良い機会になった。ぼんやりとしか知らなかった現代史を改めて見返して、人間について考えさせられました。一家に一冊。