キリンジの音楽はデビュー時から聴いていたのですが、メディアへの出演も少なく、曲も独特で不思議なオーラがあることから、「キリンジって、どんな人たちなんだ!?」という疑問を抱いていました。
<br />そこで、その人間性に迫るべく、この本を購入。
<br />「音楽に詳しいから、きっと真面目で、学者っぽい感じの人なんだろうな」とある程度予想して読み始めたのですが、すぐにその予想が外れていたことが判明しました。
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<br />すごく面白い!!!
<br />ぬる〜い挿絵(でも、上手い!)と、ぬる〜い文章(でも、爆笑もの)で、良い意味で期待を裏切ってくれました!!!
<br />こんなに音楽と人間性のギャップに驚いたのは、さだまさし氏以来です!!!
<br />高樹さんの『自転車』と、泰行さんの『カラス警報』は特におかしく、笑い死にするかと思いました。
<br />個人的には、コラムでの泰行さんのかわいい語尾や叫び(「ガーン」「うぅおー!」など)が、結構ツボでした。
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<br />購入から1年経とうとしてますが、今でもほぼ毎日読んでます。
<br />この本の辞書に、「飽きられる」という文字はありません!
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<br />是非、キリンジの曲のお供にどうぞ…。
職人系ポップスデュオ,キリンジの雑誌連載エッセイをまとめた本です。
<br />武道館ライブに地下鉄を乗り継いで徒歩で会場入りする兄,レコーディングで忙しいのに引っ越す弟,
<br />等読みどころ満載ですが,製本にあたっての最新インタビューは2006年のキリンジを考える上でも
<br />貴重かもしれません。
<br />音楽は知らないエッセイのみのファンからファンレターが届くほど(笑)
<br />本でキリンジに触れてそこから音楽に,というのも案外ありかも。
「TVブロス」誌に連載中のキリンジのコラムを単行本化したもの。
<br /> ブロスを毎回チェックしていたわけではないので、初めて読むコラムも多く、思った以上に笑えたし楽しめた。
<br /> 流麗な筆致とピリッとしたユーモアで圧倒する高樹氏、一見地味だが後からしみじみ来る泰行氏と、まるでそれぞれの作る曲のような個性の違いが文章でも楽しめる。
<br /> 特に高樹氏の文章のおかしさには舌を巻く。しつこい新聞勧誘員をなんと全裸で追い返したという話には爆笑してしまった。
<br /> ファン以外の方にも楽しめるかどうかはわからないが、キリンジのCDを一枚でももっていて、その才能に注目している方は必携の一冊である。ナンチテ(by泰行氏)。