叔父が4年前にガンを宣告された時に無我夢中で治療法を探していた時に出会った本です。結果として叔父は最近亡くなってしまいましたが、ひとつの希望を与えてくれたことは確かです。ただ、この食事療法だけでどうにかなる訳ではないので、あくまで、ガンと戦う上で基礎知識のようなものとして読むといいと思います。
肉親を癌で亡くしてから27年。当時はネットで本を検索することは出来ず、本書のような本に出会うことは至難で化学療法に頼るのみでした。今は、多数の食事療法関係の本が出版されており(甲田療法など)、気の済むまでネットで検索、購入し、化学療法を鵜呑みにせず、納得ゆく方法を選択で来るのはいいと思う。悔やまれます。
お医者様が病気になった時、自分のためにどの治療法を選ぶのかでその方の本質が見えるように思います。<br> 癌告知や、医者と患者の対等な関係など、日本では実現しにくい医療の現実について考えさせられました。<br> 素人の私達の多くは抗癌剤がほとんど効かない癌があることなどあまり知りません。患者にも学ぶ姿勢が必要です。病院で下される治療方針が必ずしもベストではないのです。癌と知れば、著者のように医者もパニックになるのです。病気の友人のためにこの本を読みました。知識が増えれば、癌への恐怖も少くなり、納得のいく治療法を自身で選ぶことができ、前向きな気持ちが保てるように思います。