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黄色い涙 ( 永島 慎二 )

太い線。デフォルメされた特徴。奇麗にもかっこよくも描かれていないキャラクターたち。 <br />現代の、コマにびっちり描き込まれている漫画よりも、40年も前のこの漫画のほうがリアルにみえました。 <br />いつの時代にも働かない若者っていたんですね。当時もやっぱり問題になったのでしょうか? <br />普段はニートの特集などをみると「言い訳しないで働け!」と腹を立てるわたしなのですが、夢と現実のはざまで悩む主人公たちの姿をみていたら頑張れ頑張れと彼らの成功を祈りたい気持ちになりました。 <br />この漫画をリアルタイムに読んでいた旧・若者たちは、共感やら懐かしさやら、忘れていた志やらを思い出して涙をながすかもしれません。 <br />そして現役の若者たちは、自分の進むべき道に悩むこの漫画の若者たちの姿から、エールを受け取るかもしれません。 <br />映画化されるそうですが、どんな映像になるのか楽しみです。

永島慎二さんの「昭和の青春」漫画。松本零士サンのあのシリーズみたいなのを想像してましたが、「おいどん」が基本的に一人なのに対してコチラは漫画家や画家を目指す若者たちがヒョンなきっかけから始めた集団生活。 <br /> <br />タッチやコマ割りはいかにも「昭和の漫画」なのですが、そこがまたノスタルジイをかき立てます。ストーリーは他愛もない恋愛体験や仕事の挫折などライトなテーマですが共同生活を送る若者たちの「つながり」「絆」が熱かった昭和を感じさせます。「嵐」主演で来年映画化されるそう。「東京タワー」といい、「ALWAYS」といい昭和ブームですね?

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