装丁が手軽に読めそうなイメージだったので購入。しかしOSを作り、理解することはやはり、それなりの努力を要求されます。当たり前ですね。しかし、本書は最小で最大の知識を与えてくれるのではないでしょうか。多忙なサラリーマンなので、30日間というわけにはいきませんでしたが。今は、多くのことを身につけることができたと思っており、今後、仕事にも大いに役立てられそうです。
OSの作成について、ゼロから説明した本は他にないと思います。
<br />PCの電源を入れたところから、WindowsライクなGUIまで解説があります。
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<br />不満な点を書いておきます。
<br />1.分厚い本の半分はGUIに関するもので、CPUやデバイスに関する説明があまりない(サウンドドライバさえないので、音もでない)。
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<br />2.本に記載せずに、作者のHPを見てくださいとの記述が多い。
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<br />3.Windows上での開発が前提になっているようで、私のような異なるプラットホームではかなり読み替えてやる必要がある。
アセンブラとC言語でOSを作り上げているのがすばらしく
<br />意欲をかき立てます。
<br />そして、今後様々なプログラミング言語で開発できる本を
<br />出版してもらいたいものです。
<br />同じ内容で違う言語、または31日目からの内容で違う言語
<br />などなどの組み合わせ。
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<br />それにしても分厚い。
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<br />アセンブラの話から入るのですが、難しい。
<br />最初は何をしているのか全然理解できません。
<br />それでも、プログラミングをしてプログラムを動かすことが
<br />できれば、非常にうれしい気持ちになります。
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<br />理解しやすくするために本に書き込むのですが、紙が薄すぎ
<br />て書き込みに絶えることができません。
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<br />全体的に見ると、どのようにすれば、読者をあきさせずに、
<br />本に没頭させるか、熱中させるかを考えた上で本を作成して
<br />います。
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<br />それでも、追求心がなければ "コピーして実行" に終わるこ
<br />と間違いないです。
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<br />ぜひ、OS を作りたいと思う方は、手に取ることをおすすめし
<br />ます。
<br />プログラミングに無知な人が手に取るのはどうかと思います
<br />が、努力できる人であれば問題ないと思います。