わたしは八十九歳になりますが、
<br />やりたいこと、学びたいことが、まだたくさんあります。
<br />長生きして、生きる喜びを満喫するつもりよ。
<br />生きているって、すばらしいと思いませんか。
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<br />ターシャさんの言葉にはいつも勇気をもらえる。
<br />瞬間瞬間を喜びで満たすことはできるのだ。
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<br />いつでも、どこでも満たされていることを選べることを学びました。
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<br />今を生きる喜びを教えてくれてありがとう。
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今を生きる私たちへのメッセージ、ターシャの日々の生活のエッセイ
<br />そして素敵なターシャ家の写真。
<br />ここまで暮らしにこだわった女性もそうなかなかいません。
<br />また若い頃は、四人のお子様を育てながら、お仕事をなさっていたこと
<br />にも驚きました。
<br />何度でも眺めていたくなる写真ばかりです。忙しいこの世の中にこんな
<br />世界があるなんて、夢見たいです。永遠の少女のようです。
北米バーモント州に住む89歳の絵本作家ターシャ・テューダーの言葉と、庭や古い家の美しい写真のかずかず。高齢化社会といわれ、長くなった人生後半に悩む私たちに、さわやかな風穴を提供してくれる。難しく考えないで、簡単なことよと言っているよう。「ターシャ・テューダーの言葉1・2」を読んで、ぜひ「3」も読みたいと思った。期待は裏切られなかった。「私は、社会通念より自分の価値観に従って生きるほうを選びました」という言葉が印象的。若々しい。昔の苦労は楽しい思い出。目は明日に向いている。89歳にして将来の夢を語る。いわく「バラの専門家になりたい」。自然を愛し、動物を、家族を、庭を、自分の仕事を、手間ひまかけた生活スタイルを愛し、楽しみ、人生を味わいつくす達人といえよう。