ラブコメを突っ走っているこの作品ですが、この巻は違います。
<br />なんといっても特筆すべきは作中の後半部分。
<br />今まで実感のなかった戦争が少年少女を巻き込んでいきます。
<br />作戦やこの戦争の無茶ぶりは少し、う〜んと唸ってしまいますが、
<br />それを通して「戦争」を語っています。
<br />そしてコルベールのストーリー。人それぞれかと思うのですが、
<br />私としては今までで一番いいお話だと思いました。
<br />罪は償うことができるものなのか?彼が出したそれへの一つの答えを
<br />是非見てはどでしょう。
ルイズと才人の関係に変化が!?
<br />結果は見てのお楽しみ。 まあ、期待通りっていえば期待通りですね。
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<br />敵側に攻め入るトリスティン王国の侵攻作戦が中心のお話です。
<br />いよいよ総力戦って感じがにじみ出ていて少し緊張感のある巻ですかね(まあ、前半のルイズの話は別として)。
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<br />ただ心残りなのがコルベール先生のストーリー。
<br />もう少し、戦闘シーンを盛り上げて欲しかった。
<br />あっという間に終わる感じがして少しばかり味気ない。
<br />でも、最後の先生のセリフには目頭を熱くさせるモノがあります。
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<br />総合評価としては、とっても面白いので是非読んでみて下さい。
やっとお話しとしての1段落ついた感じの6巻でした。
<br />ヤマグチノボル氏らしくテンポ良く後味の良さを味わえるのではないかと思います。
<br />ラブコメ色を強めつつもあらゆる伏線がありこれからが期待です。