全部に書くのめんどくさいんで、空想科学1〜5までの感想を書きます。<br /><br />正直引きますね〜。漫画や映画の事でそこまでしなくていいのに、って感じです。また、理論も結構ボロがあり、売るためだったら何を書いたって構わないという姿勢が感じられ、そこがまた引きます。
オナラで飛ぶしんのすけ、ゴム人間のルフィ、服が破れるデビルマンなど
<br />気になっていることを検証していく姿勢は変わっていませんが、
<br />空想科学シリーズのファンとしては何となく物足りない感じです。
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<br />他レビュアーの方も書かれていますが、
<br />どうしても科学的な切り口がマンネリ化してしまうことと、
<br />取り上げる作品も幅広い年代に対応しないといけないのは仕方のないところですね。
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<br />そんな違和感もあとがきを読んだらスッキリしました。
<br />読者の声に応え続けようとすれば当然内容は分かりやすくなって、
<br />理系ガチガチの人たちからはそっぽを向かれちゃいますし、
<br />古い作品ばかり取り上げると若いファンからそっぽを向かれちゃう。
<br />柳田さんは柳田さんなりにいろいろ悩んでいたんですね・・・。
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<br />科学的な分析は相変わらずだし、体を張った実験も多数されていますし、
<br />突っ込みの鋭さも増してきたと思います。
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<br />ファンの方、好きな作品が取り上げられている方はご一読を。
前書きで「最近仕事が減った」と嘆く柳田さんが哀愁です。
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<br />本編でも、題材選びや展開の仕方で、
<br />新機軸を打ち出そうと試行錯誤して書かれたのかなと思われる部分もあります。
<br />「きかんしゃトーマス」の検証が、実は科学とあんまり関係ない話で終わってる所とかどうなんだろう。
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<br />でもこのシリーズの面白さは、科学ウンヌンよりも
<br />「フィクションの中のこんな現象を実現させようとしたらこんなトンデモない事をしないとならない」っていう発想自体にあると思うから、
<br />そういう見方をすればゼンゼン楽しめると思います。
<br />アンパンマンの顔の秘密は笑いました!!!
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