少しでもシャナの足手まといにならないために!と始めた鍛錬。続けてはいるものの、まったくやる気のない悠ニにいらだつシャナ。そこへ、新たなフレイムヘイズが現れ...
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<br />今回の敵は、本来敵ではないはずの「フレイムヘイズ」。そして何より、シャナと悠ニがうまくいってないために、シャナはめちゃくちゃ。シャナと悠ニの幼い二人が、今いる状況とお互いにどう折り合いをつけていくか、二人の葛藤がメインになっています。まぁ、突然、自分は死んでるとか、自分より幼くてちょー強い女の子に守られることになるとか、その子とクラスの女の子と△関係だとかいろいろあると、へこんで当然だと思いますが、若いっていいですね。しかし、悠ニは、死んでるから成長しないとして、シャナはどうなんでしょう?やっぱ、ずっとこのままなんですかねぇ?などとちょっと思ったりしました。人の成長は、年とは関係ないけど、年を経た重みってありますから。その点、シャナは実年齢も子どもなんでしょう、きっと。(あれ、いくつだったかしらん?)
冒頭から悠二とシャナの間には、悠二の心にある何かが吐き出せなくて
<br />関係が悪くなってしまいます。そんな時新たな戦いが・・・
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<br />新しい登場人物はそれぞれ個性があり
<br />魅力的に描かれていると思います。
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<br />一巻の初めは世界観の導入、独自の用語に
<br />著者、読者ともに苦労したと思いますが
<br />この巻ではそんな苦労もせず、ストーリーに入り込むことができます。
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<br />ある種
<br />この「灼眼のシャナ」という物語が、どのように進んでいくかを決定付ける
<br />大切な巻でもあると思います。
美人で酒好きの大人の女マージョリードーの登場です。特にマルコシアスとの会話は必見です。紳士のラミーさんが素敵です。もちろん主人公のシャナと悠二も少し進展してます。戦いのほうもフリアグネの時よりも激しくなって良いし、楽しめます。