この本を最初買う時、正直迷いました。他の模型雑誌等を持っていたので内容は同じじゃないかと。<br />ところがいざ買ってみて良かったと思いました。<br /><br />塗装の基本から以外と知らない基礎的な事まで載っていて、特に水性、エナメル、アクリルの塗料の重ね塗りについてなどガンプラをベースにして紹介していますが、他の模型にも通用する内容が盛り沢山。<br />エナメル塗料を応用する方法なども詳しく、あとデカールの技術や小改造の方法なども便利。<br /><br />持っていて損はないと思います
ガンプラメインの紹介記事です。
<br />ですが、全て応用すればAFV等に応用ができます、というか元はAFVで使われてた技法が大半を占めているのですが。
<br />模型初心者の場合ガンプラ作らないから関係ない、といった書籍とは違い他に応用が効く、あるいは知っておいて損はない技法があります。
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<br />少し高度な技法の紹介もありますが、基本の積み重ね程度の技法です。
<br />こういった表現法もあるので〜、といった紹介を参考に自分なりに深みのある塗装をしましょう、と啓発される記事ではあります。
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この本のモデラーの技術はすばらしいです。
<br />特に、ベッコウ風の塗装(本当にリアルです。)や、 シルバーとクリヤーカラーを利用した塗装など、一見の価値ありです。
<br />ここまで行くと芸術と言ってもいいのではないかと思うくらい、
<br />一般人ではできそうにない塗装技術が満載。
<br />説明書きを読んでいると、簡単にできそうな気がしてしまうのが怖い。
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<br />この中で一番すごいと思ったのは、クリヤーレッドで塗装されたサザビーの作品。
<br /> 下地にシルバーを塗り、そのうえから、クリヤーレッドを何回も塗り、
<br /> さらに透明のクリヤーを塗っているもの。
<br />透明のクリヤーがレンズの効果を出し、赤く輝いて見える。
<br />一生に一度くらいこんな作品を作ってみたいです、と思わせる本です。
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