灼眼のシャナ (11) みんなこんな本を読んできた 灼眼のシャナ (11)
 
 
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灼眼のシャナ (11) ( 高橋 弥七郎 )

秋、学園祭。高校生としてのイベントの中で、悠二をめぐって火花を散らすシャナと吉田一美。フレイムヘイズとしての使命と悠二への気持ちにゆれるシャナ。訓練が進み、「人」の分を超える領域、シャナの側の世界へと踏み込もうとする悠二。嵐の前の静けさの中、それぞれの想いが交錯する... <br /> <br />今回は、シャナが自分の気持を確立する&次巻への序章といったところで、戦闘なんかはありません。伏線、伏線、伏線、です。即、続きを読むしかないです。

11巻からは、御崎高校の学園祭(清秋祭)が舞台です。 <br /> <br />この清秋祭を舞台とした物語の中で11巻は、導入部的な展開です。12巻以降の大波乱への <br />導入部として、日常生活を中心に展開してゆきます。 <br /> <br />そんな日常生活の中で、本巻では、中村公子が、読者大サービスをしたり(87ページには <br />中村公子の活躍の成果(?)が挿絵になっています),シャナが万能感に高揚して大胆な行動 <br />に出たりして、学園物としては、大いに盛り上がっている11巻です。 <br /> <br />本巻で初登場は、 <br />西尾広子 <br />浅沼稲穂

通常モードに戻った本巻ですが、改めて読者をじらして盛り上げる作者の術にまんまとはまり、露骨に見える伏線はもはやゴールデンタイムの有名お笑い芸人が出演する豪華特番の盛り上げ方そのもの。残りページが残り少なくなってくる感触から、今回はどこまで進むの?みたいな焦り感覚がこみ上げてきました。主人公達の微妙な心境変化も初巻に負けず劣らず飽きさせず、マルチメディア化してきた本シリーズですが、それに媚びず突き進んでいくストーリーは読み応え充分でした。

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灼眼のシャナ (11)
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