「全テ」というのは言いすぎですが、確かに充実した内容だとは思いました。
<br />特に原作未読の方にはシャナの世界に引き込むような魅力が処々にちりばめられていると思います。
<br />既読の方でも作中では分かりづらかったことも確認できて、より一層シャナの世界に埋まることできるかと思います。
内容は小説(1〜10,0)の復習的な色合いが濃いので、「製作秘話」や「こぼれ話」といったものを期待する人にはあまりお勧めできません。
<br />(小説をしっかり読んでいる人には本書の約6割が無駄になってしまいます)
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<br />本書で私が良いと思えるのは以下の3点です。
<br />・三大対談
<br />・カラーピンナップ(笹倉さん作で、体操服のシャナが寝転んでるもの)
<br />・荒川弘の「シャナ」コラム(荒川さんが描かれたシャナと吉田さん、マージョリーの絵付き)
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<br />以上の3点を見てみたいと思うか、帯についている応募券が欲しい、という人でない限りパスしたほうが無難かもしれません。
私はこれまでいろんな設定集みたいなのを買ってきました。
<br />あるときはエロゲの、またあるときは漫画の…
<br />しかし全て満足行くようなものではありませんでした。
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<br />ですがこのシャナの全ては違う!
<br />読み応え十分!
<br />この1冊に13巻までのシャナが濃縮されている。
<br />そして対談の内容の濃さ。
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<br />13巻全部読んで記憶が曖昧だった私にはいい復習になったし、複雑な人間関係も再確認できる。
<br />だが各話のオチが書いてないのでそこらは記憶を探らないといけませんが(笑)
<br />しかしこれによりこれからシャナを読もうと思っている人たちにも勧めることができます。