面白く拝見させていただきました。
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<br />ツンデレなのですが、デレの対象が主人公じゃないのがいいです。
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<br />こういう恋愛ものですと、
<br />どうしても主人公とヒロインが最後はくっついてしまいがちです。
<br />ですが、この作品は言ってしまいますがくっつきません。
<br />少なくとも、この巻では。
<br />すばらしいです!
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<br />一巻だけでくっつくのが物語としてはいいんでしょうが、
<br />やはり不自然な感じがバリバリしますもん。
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<br />これからもこんな感じで「いつくっつくかなぁ・・・」とやきもきさせながら
<br />楽しませていただきたい作品です。
つまりグッと来て燃えた!(タイトルの意味)
<br />私はれっきとした男だが、竜児にも大河にも平等に感情移入できた。
<br />私的に「イリヤの空」以来かもしれない。
<br />もちろん超主観的個人意見で、まあラブコメ路線は王道だろうけど、
<br />掃いて捨てるほどあるだろうけど、この本はおもしろい。
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<br />「ちくしょ〜やるな〜っ!」って思いましたもん!
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<br />ああ、私も現在学生だけど、もうじき終わるけど、こんな生活を送りたかった!
<br />別に男女のアレコレとか大人になってからでもいいから、ホントどーでもいいから、
<br />こういう「気の置けない」女友達が欲しかった! 落ちてないかな!
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<br />作者さんは一年に二冊しか刊行しないと言う、しかも専業というグータラ作家だけど、
<br />言葉選びが丁寧で慎重だし、文体も小技絡めて決して飽きさせないし、
<br />このクオリティでずっと続けてくれるなら、そんなペースでも問題ナシ!
<br />ある奴は前に出ろ!(by大河)
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<br />ただあまりにも共感が強かったから、二巻を見るのが、ちょいと怖かったりもしますがね。
久しぶりに笑らかしてもらいました。帰りの電車で読まなくて良かったよ。
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<br />前半、確かに読み辛いかな?と感じましたが、大河が夜襲を掛けるあたりからテンポも良くなり、
<br />気が付けば読破してました。肩を張らず、キバらずに楽しめる作品だと思います。
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<br />遠くの想い人より、近くの友、互いの恥をさらけ出し、恋愛感情とは違う男女間の友情で結ばれる
<br />といった感じで終わっているので、結末はもう見えたかな?と思わなくもないのですが、
<br />もしそうだとしても、それまでは楽しませてくれる事を祈りつつ、星よっつ!
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