何気ない日常ショート集なのですが、6巻から見て未来の話と過去の話が混ざり合っていて、何となく得した気分に。
<br />今までの隙間を埋めるように描かれる過去の短編は、本編では話の流れで見えなかったエピソードが面白いです。
<br />書き下ろしの番外編は、進行形。こちらの感想は8まで読まないと。
文化祭の出来事を中心に描く『雨(前編)』、亜紀子さんのエピソード『気持ちの置き場所』、裕一の父登場『君は猫缶を食えるかい?』、ドラマCDの『金色の思い出』の四本立て(+ショートコミック)です。後半は(裕一が入院してた頃の)エピソード集っぽくなっています。
<br />適度に笑いを含みながらも暖かみあふれるものになってます。さすがです。
<br />個人的には『君は猫缶を食えるかい?』がお勧めです。“猫缶に隠された裕一と父親の思い出、そして数年たって今わかったあのときの父親の・・・”ってなかんじです。そのときの裕一の反応も人間くさく(いや人間だって・・・)てよかったです。
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<br />あと『雨(前編)』の「古典ロシア映画上映会」がとても・・・。(詳細はぜひ本で)
半月、7巻。
<br />番外編第1弾です。
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<br />『雨 fandango』の前編、
<br />『気持ちの置き場所』
<br />『君は猫缶を食えるかい?』
<br />『金色の思い出』
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<br />の4本が載っています。
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<br />半月ファンは買うべきです。