連載開始以来、独特の改行方法と登場人物の心情を箇条書きのように羅列する描写方法、登場人物の心情がパズルのピースのように吐露する等の表現技法を用いり、多くの人を惹きつけ、アニメ・ドラマCD・ドラマと様々なジャンルにも展開してきた「半分の月がのぼる空」の最後を飾る短編集。
<br />三重県伊勢市を舞台とする、将来の夢と現実の間で葛藤する少年戎崎裕一と不治の病により限られた命を生きるツンデレ?な美少女秋庭里香との、淡い?恋愛を描いたごく普通な青春恋愛物語もこれで最後となると寂しいですね・・・・
<br />この巻に関して一つだけ文句を言わせてもらうと、やはり最後は裕一と里香との話にして欲しかったので、巻頭に収録されている「雨」は巻末に収録して欲しかったですね。
<br />しかしこんな些細なことでは「半月」の魅力は失われないので別に構わないのですが・・・・
<br />まだまだ「半月」の魅力は語り足りないのですが、この本を読んで感じることは人それぞれなので、まだ読んだことの無い方はぜひ一度読んでみてください。
7巻の続きを最初に持ってきて、盛り上がり、後半大丈夫か?と思ったものの、テンション下がらず最後まで。いままで物語にちょこっとだけ話題に上がっていたけど実質初登場のキャラもいて1巻から読んできたファンに送られた完成度の高いアフターフォローが素敵です。全力で裏切られたり感動したり、忙しいですがそんな素敵な時間が全部で8巻分。長く楽しめました。本当に終わりなんですねー。
勢ぞろい!といった感じ。ここまでくれば感動というか感慨というかそんなかんじ。それに終わったのかぁ、というちょっとした脱力感。
<br /> どれもいいのだけれど、最初に載ってる雨はまず飛ばして他の短編から読んで最後に雨を読むほうがグッとくると思う。時系列の流れでも。
<br /> あと途中のデッサンみたいなイラストが素敵過ぎる。