どちらかといえば、ノウハウ本に分類されると思います。
<br />例えば、初めてプログラムする人が、どうしたら効率良いプログラムが可能かと考えるたぐいの。
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<br />つまり、個々の関数に相当するところの記載はありません。全体を見渡せるように、構成に主眼をおいた指導的な書き方をされています。細かな表現方法や、文章そのものの書き方を目指している本ではありません。
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<br />一つの方法として、初めの一歩を踏み出そうとしている方には、重宝すると考えます。
つい買ってしまったのだが、数ページで読む気が失せた。
<br />著者自身の文章が、あまりに読みにくい。句点の位置が適当でないし、「ですます調」と「である調」の統一すらされていない。
<br />ずぶの素人の私が、プロの作家の文章を批判するのは気が引けるが、これは物書きを目指す若輩者に読ませる本なのだから、語り口調で書くのはいいにしても、せめて模範となるような文章を書いて欲しい。ただし、「こんなんでいいのなら、俺でもプロになれるかも…。」という気にだけはさせてくれそうだ。
<br />この本を読み込んでオまうと変な癖が感染りそうなので、これ以上読むのは止めておこうと思う。
小説を書くことについて全く素人の私ですが、その書き方本を何冊か読んだ上で、中でも分かりやすい本でした。小説というものは、読者に対する「問いかけ」であると自分の中で再定義できたことから始まり、客観的に存在するものである以上、書き手としては常に客観的な態度が必要とされること、かといって思いいれ・熱意は当然必要であり「書くとき主観。読み直すとき客観」という基本方針をもって臨む必要があることなど、小説を書くにあたっての基本的な考え方を知ることができました。
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<br />また技術的にも、プロットの作り方、推敲の仕方、伏線の張り方、ラストシーンの作り方など基本的なことが多く学べます。また、実例の添削例も豊富で(ひとつひとつ追いかけるのはちょっと骨が折れますが)、具体的な理解も進むように書かれています。
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<br />思ったのは、小説もやはり計算が必要であり、情熱だけでは難しいものがありそうだということ。読み手というものを意識して、その情熱を伝えるクールさ、合理性、計算というものが大切だということが分かったような気がします。