前書きで真木準が断っているように、真逆な意見が出てたりする。
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<br />「とにかくキャラ勝負」という人もいれば、「優れた企画はつまらなく説明するが難しい。よい企画を考えたら、あとはフツウにしゃべるだけ」という人がいたり。
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<br />でも、共通して言えるのはみなさん成功している方だけに「プロであり、ポジティブである」ってこと。
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<br />当たり前のことなんだけど、皆さんの周りにも「プロじゃないのになんかポジティブ」とか、「スキルあるのにネガティブ」とか「プロじゃなくてネガティブ」って人、目に付きません?
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<br />プロがポジティブに仕事をしているのを見るのは気持ちいいですよね。「ポジティブなプロ」が持っているオーラが結局人を動かしているような、そんな気がしました。
イメージを売る広告のプレゼンと知識を説明する業務のプレゼンでは違うところが多いので、一慨にパワポや資料に頼りすぎるのはよくないとは思わないが、
<br />・相手の腑に落ちるように説明する
<br />・プレゼンは「志の大きさで勝負するものだ」、「得意先に対して愛情をもつこと」、「自信を持つこと」
<br />という点は、業務のプレゼンにも当てはまる教訓だと思った。
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建築業界のトップランナーのものもあるが、基本的には広告プレゼンをどのように捉えるか、理想のプレゼンは何かを知りたい方におすすめ。<p>各人によってスタンスは異なるが、共通している部分が二つある。<p>◎競合プレゼンは本質とは違う<br>◎パワーポイントなど、デジタルなプレゼンは避ける<br>⇒手書きのプレゼン、あるいは企画書は用意しない<p>この共通項は、広告プレゼンの本質をすごく突いているのではないか、と思う。広告はどんなに長くても30秒。そういった瞬間の勝負に対して、分厚い資料などは意味を為さず、アドリブの人間力が大きく左右されるのだろう。<p>もちろん、広告業界だけではなく、例えばWebのプレゼンにおいても参考になる素晴らしい言葉のオンパレード。<br>手書きの企画書などは、あくまで広告業界に通じるものだとも感じるが、それでも、そのエッセンスをプレゼンに活用していけば、日々のルーティンになりつつあるプレゼンが、エキサイティングなものに変わるのではないだろうか。<p>広告業界だけではなく、Web、システムプランナーなどに対しても一読をすすめられる良著。