公務員試験の数処対策といったらこの方の本しかないと思います。
<br />数的推理もこの判断推理も非常に良い本で、感想もだいたい同じです。
<br />問題集でも参考書でもなく、解説書という感じです。たくさん問題を並べているのではなく、かといってテクニックばかりを説いているわけでもなく、公務員試験に出題されるたくさんのパターンの中で、ベーシックな問題を選出し、その一題一題を丁寧に説明しながら、「このパターンの問題はここから取り掛かり、こういう表を書いて、こう考える」というテクニックも教えてくれるという本です。
<br />もともと数処が得意な方には説明が丁寧すぎる部分もあると思いますが、そこは読み飛ばせばいいだけですし、生来の数処のセンスを持ち合わせていない方には、「できる奴がどんな考え方をしているのか」というのをこの本を通して知ることができるという良書だと思います。
<br />ほとんどのパターンを網羅しているので、判断推理に関してはこの1冊で十分だと思います。この本で問題への取り組み方を習得できれば、様々な問題に応用できるからです。
<br />ただ、数処が苦手な方は、別に問題集を用意して数をこなすことも必要かと思います。
<br />
<br />ただ、私には数的・判断推理ともにCD−ROMはまったく必要ありませんでした。
論理から空間把握まで、ひととおりのテクニックをマスターできます。わたしは著者の勤務する予備校に通っていましたが、自習室でも皆これを解いていました。指摘がなされているように空間把握は難しいですが、何周か回してみてどうしても無理な場合はあきらめて他のマンション問題うそつき問題などをやったほうがいいと思います。この本を何周かすると、実務教育出版の教養分野別問題集がだいたい解けるレベルになっていますので、それで問題演習をして自信をつけ、その後に予備校の模試レベルに挑戦すれば良いのではないかと考えます。
やや難解に過ぎる部分があるので、もうちょっと噛み砕いた説明がされても良かったのではないかと思う部分もあった。<br>特に空間把握部分はやはり捨て問にせざるをえないような難解な解説だった。<br>また、試験中ではとうてい使いこなせないような解法を用いた部分もあって、そこは残念なところでもある。<p>まあ、それは公務員試験の判断推理・空間把握の問題には力づくで解かなくてはならない問題もあるので、問題が悪いという面もある。<br>だが、受験生が最も聞きたいのはそのような問題にどうやって対処するかである。そのためには難解で後付け的な「技」よりも、力づくでもどうやって時間を短縮できるかを解説した方が良かったのではないかと思う。<p>ただ類書よりはずっと出来が良い。