アートSMやシネマジックの初期の頃から彼は光っていた。善きにしろ悪しきにしろAV男優独特の
<br />ギトギトしたところのない男優だと思った。元々カメラマンだった彼がデビューしたきっかけが
<br />監督の「男優足りんから出てくれ」の一言で、すんなり入れたと言うのも納得出来る。相手が
<br />登り詰める姿を楽しめ、それと比べれば自分が行く事はおまけに過ぎない、究極の一言だね。
<br />スローセックスの本を書いてる輩と違って高いところから物を言っていないのも人柄を滲み
<br />出ていて好感が持てる。
加藤鷹さんは美しい男だと思う。
<br />これは、美男子という意味ではなく、すごく行動やしぐさが美しいと僕は感じてしまった。
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<br />僕が男が好きというわけではなく、簡単に言えば、コンドームの装着や体位の変え方までスムーズにつながるのである。
<br />女の子にとっては、会話とセックスは変わらない、と鷹さんがおっしゃっているように、本当に会話をしながらセックスをすすめている。
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<br />鷹さんが興奮しながらセックスするのは、女の子と同じ興奮を自分で演じているのだ。
<br />女の子のテンションと同じテンションで自分も会話をするというやさしさ。
<br />女の子と会話するときは、彼女と同じ目線で会話をする。
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<br />鷹さんが付属のDVDで最後に述べています。
<br />全体的な空気と間をつかんでください、と。
セックスにいたるまでの雰囲気の作り方や、実際の流れまでをいつもの違う視点で見ることができた。
<br />もちろん、女性の気持ちを考える事の大切さはわかっていたが、やはり実際にカリスマAV男優として君臨する著者の言葉や、視点は参考になった。
<br />付属のDVDも、いつもAVを見るのと違う視点で見ることができ、これから他のAVを見る視点も変わるだろうし、何より実際のセックスが変わるだろうと思う。