いろいろな面で八方塞だった時に出逢った本でした。
<br />とにかく『CDを聞く』というコンセプトのもと、天邪鬼さを発揮して『文字』から触れていきました。
<br />目で受けた刺激は、次の耳で受ける刺激にもとても相乗効果をもたらし、文字だけでは得られない『抑揚から得られるメッセージ』にもとても響くものを感じました。
<br />とかく、自分を大切にすることを『(本当の意味で自分勝手なのとは違うのに)自己中』と言われたり、人を大切に想うことを『(本当の意味でそのレベルに達している訳ではないのに)ストーカー』だとか『うざい』『キモい』だとかネガティブな表現の多い中、自身を、また周りをしあわせにする言葉(言霊)を意識させてくれる良い機会に廻り合えて、本当によかったと思います。
今まで散々精神論や生き方に関する本を読んできましたが、結局はここが問題になっていたのだ、と核心をついてくれました。ムズカシイく、難解な本を読みだすと、よけいに難しく考えて、深みにはまっていってしまう、という経験をしましたが、ようはこの本のCDのお話しを聞けば分かることを、いかに複雑にしてしまっていることか、と思いました。原点を教えてくれる本当に素晴らしい本です。精神論とか、生き方とか山ほど読んでも解決しない方や、よりこじれてしまった方、そういった本をよんでみようかと思っている方にもお勧めです。これほど解かりやすく核心をついた本はないと思います。
いろんな意味でインパクトがある本でしたが、
<br />劣等感という切り口から、見えてくるものがあり、
<br />家族観、自分観、が変わりました。
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<br />この本についているCDを聞いた直後
<br />思わず、母に電話をしてしまいました。
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<br />生んでくれて有難う、
<br />劣等感を植え付けないでくれて有難う、
<br />
<br />そう伝えるために。
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<br />私の母は、あるがままの自分を受け入れて喜び、
<br />素直に生きている人です。
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<br />「母ちゃん、美人じゃないけど、
<br />自分の顔大好き!学歴ないけど、幸せ」
<br />などと、へろっと言う人なのです。
<br />
<br />不思議なほどに劣等感がない人で、
<br />私に対しても、何も押し付けることなく
<br />伸び伸びと育ててくれました。
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<br />無気力に本ばかり読んで夜更かしし、
<br />寝不足で学校を時々休み、
<br />ぼ〜〜っと考え事ばかりしている子供だったのに
<br />母は、私を良い子だと思い込んでいました。
<br />
<br />母は平凡な人だと思いこんでいたので、
<br />浅い感謝しかしてこなかったのだけど、
<br />この本に出会って、母がどれほどのたくさんの
<br />精神的な宝を与えてくれていたのかに思い至り
<br />感謝が溢れて涙がこぼれました。
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<br />多くの人に、このCDを聞き、
<br />本を読んでいただきたいと思います。
<br />それぞれに、その人なりの発見があると思います。
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