ジャズギターを独学でやっていて、どうやったら弾けるようになるか?とずっと考えていました。
<br />とりあえず音楽理論は知っておきたい、と思い立ったのがきっかけで音楽理論書を初めて買いましたが、大正解でした。
<br />2、3週間かけて、理解が曖昧な所などを読み直したりして、本書に書かれていることはほぼ理解出来ました。
<br />本書はコンテンポラリーミュージック全般の音楽理論を対象としていますが、ジャズギターをやっていて理論を知りたい人にも超おすすめです。
<br />ただし、基本的な「音程論」や「平行調」についての解説は省略されています。特に音程論(長6度とか完全5度というやつ)は音楽理論全ての基礎ですので理解していない方は、初歩的な理論書でマスターしてから、本書を購入することをおすすめします。因に私は、日本の個人で開設しているジャズギター教則サイト(優秀なサイトが結構あります)を利用して基本的な理論は理解した上で本書を購入しました。
今まで理論書を読み音楽教室に通い勉強しましたが、この本は一番理解
<br />できました。
<br />音楽理論はすなわち人間学でもあり、人間が気持良く又悪く聞こえる
<br />感覚をまとめたのが音楽理論であることを改めて認識いたしました。
<br />順序の良い説明と平たく分かりやすい説明は他の本にはありません。
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<br />この本に出会ったおかげで音楽をさらに好きになることができました。
<br />感謝の一言につきます。
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<br />ギターを弾かずとも読むだけでも納得しながら理解していくことも
<br />できますが、この本はCD付いていて各ポイントを聞いて感じることが
<br />できるも良いです。
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<br />どなたでも購入しても損はないと思います。
<br />私にとってもは一生のバイブルです。
メジャースケールの成り立ちを周波数と人間の感覚で説明してしまう
<br />冒頭でガツンとやられました。理系人間にはたまらんロジックですよ。
<br />数字の美しさと人間の感性との接点というかそういう説明から
<br />音楽理論語る人は初めてです。
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<br />メジャーキーでのダイアトニックコード、ドミナントモーションなど
<br />いままで目にしてきた用語についても丁寧に説明がされているので
<br />突き放された感がなくて良いです。
<br />代理コードの説明にしてもコードの構成音から何故そうなるのかという
<br />説明がなされているので納得性があります。
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<br />マイナーキーでの説明もどういう背景でナチュラルマイナー、ハーモニックマイナー
<br />メロディックマイナーが出来てきたかというところまで説明されていて
<br />マイナーキーでの音選びの自由度+難しさが理解できました。
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<br />本来この本はギター片手に音を出しながら読み進めていくべき本なのですが
<br />音を出さなくても説明が丁寧なので、音を出さなくても概念が理解できます。
<br />またポジション表が単に押さえるべきフレットを指すだけではなく
<br />それがコードの構成音の何度の音になるのかというところまで書いてあるので
<br />本文にも説明がありますが、こういうコードの覚え方をすると音の捉え方が
<br />ワンランクもツーランクもアップすると思います。
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<br />理論を理解してもらう為に書かれた良書です。
<br />これでもダメなら音楽理論はあきらめましょう。