企画書ってどう書くのだろう?と疑問を持ったらこれを読む。<br>これ一冊でそれ相応の企画書は完成しそう。<p>企画書は「起承転結」ではなく「序・破・急」で書くこと。<br>企画書は映画の予告編のように書くこと。<br>企画書はラブレターのように書くこと。<p>本の中には実際の企画書の展開や、そこに使われているフォントの意味やレイアウトの意味などを解説してくれている。<br>コピー、フォント、カラー、レイアウト・・etc<br>概念を伝えているものでなく読後即使えるノウハウになっている。
1年前の2003年夏、この本と出会った。<br>「企画書」を効率よく書きたいという単純な理由で、ノウハウ本を探していた。<br>数あるノウハウ本とほとんど変わらない目立たない装丁、タイトル。<br>まったく期待せず開いた最初のページ「はじめに」で、心をつかまれた。<p>「単なるノウハウ本じゃない!」<p>こんなワクワクする世界が、自分の発想次第で手に入る!と悦びを感じた。<br>情緒たっぷりに語っていることが論理的。感情的でありながら実践的。<br>藤村正宏という人がどういう人かまったく知らなかったが、親近感を感じた。<p>「私も書いてみたい。ラブレターのような企画書!」<br>この昂揚感は、1年経った今でも継続している。
必要最低限の文字で構成されていて、適度な空白があり<br>テンポよくページをめくれました。<p>言ってることもずばり的確でわかりやすく<p>普段、無意識に感じている事を改めて文字にされてるようで<br>「説得」されているのではなく、納得、共感できる内容でした。<p>本の作り自体が企画書みたいでした。<br>原 研哉 (著)の「デザインのデザイン」と通じる精神だと感じました。