3Dを始めたのですが、付属のマニュアルを読んでもさっぱりの状態で、ストレスが溜まりかけていたところに、この本を見つけました。実際に「複葉機」を制作する過程での基本的な考え方やテクニックが丁寧に解説されており、最後には基本的な操作を一通り覚えることができました。但し、比較的前半部は分かりやすいのですが、後半は初心者にとって難易度はやや高くなり、リファレンスマニュアルを参照しながら考え込むことも多くなりました。(後半部は、この本の著者の説明疲れかも?)
<br /> とは言っても、よくある機能別の解説書ではない実践型のものなので、全く初めて3Dに挑戦する私のような者には、大変にありがたい一冊となっています。
一見、普通のShade解説本なのですが、中身はちょっと特徴があります。
<br />普通の解説本だと機能別に解説が並んでいて、目次を見ながら必要なページを探したり、機能ごとに操作や使い方を学んだりすると思いますが、この解説本は「ひとつの作品」を作る過程を通して、Shadeの使い方を学んでいこうというものです。
<br />Shadeを買ったはいいが何を作っていいかわからない方、作りたいもののレベルが高すぎて、最初は簡単なものから作ってみたいという方におすすめです。
<br />価格も控えめなので、とりまずはこの本で一通りの作り方を覚えてみた後、他の詳細な機能については他の厚めの解説本を読むというのがShade習得への近道ではないかと思いました。
<br />若干ですが、初心者にとって解説がわかりにくく、戸惑ったところがあったのが少し残念でしたが、楽しみながら学べる良いテキストだと思います。