話はおもしろいんだけど読むのに疲れる。いろんなことを話に盛り込もうとしてコマふりが悪くなっている。なのでほとんどのコマのサイズは平均でなおかつ小さい。これでは読みづらく、印象に残るシーンが台なしになってしまう。…って何編集者が言うみたいなこと語ってんだろオレ。
コミック版『おとぎ銃士赤ずきん』第1巻。
<br /> コミック版の設定はOVA・小説版とアニメ版を折衷した形になっており、どちらか一方しか知らないファンには新鮮に映ると思います。買って損はありません。
<br /> もちろんOVA・小説版、アニメ版を知らない方にも十分楽しめます。本作から原作に入るのもいいでしょう。
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<br /> 最後に本作の真のヒロインはグレーテルです!クールな悪の悲劇のヒロインぶりは堪りません。
<br /> 女房を質に入れてでも買いましょう。
想像してたのと全然違いました。
<br />もっとこう、妖精とかが居るようなファンタジックな世界で少女剣士赤ずきんが魔物退治でもするような話かと思ってたのですが…。
<br />実際はこうです。
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<br />交わることのない二世界─科学のエルデ 魔法のファンダベーレ─
<br />エルデの者は異世界の存在を知らず、両界を知るファンダベーレではエルデ界との接触は固く禁じられ、二つの世界は交わることなく古よりバランスを保ってきた。
<br />しかしある時、エルデ界にある“封印の鍵”を手に入れんと、ファンダベーレの魔族が突如エルデに侵攻し始めた。
<br />封印の鍵は両世界の存亡に関わる重要なもの、決して魔族渡してはならぬものである為、魔族を阻止せんとファンダベーレを治める王国はエルデ界に銃士を派遣するのであった…。
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<br />要するにエルデってのがいわゆる“リアル”の世界で、ファンダベーレがファンタジー世界です。
<br />向こうからこっちに人が派遣されてくるんで、舞台は必然的に現実世界になります。
<br />普通に学校やその授業があり、テレビなどの電子機器もあります。
<br />赤ずきんも当然のように学校に編入して生徒したりします。
<br />この設定があるためにちっともおとぎ話っぽくなくて残念('・ω・`)
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<br />とはいえ、企画物なので一応物語の骨子や登場人物はしっかりとしており、おもしろいです。
<br />絵の方も作品の雰囲気にマッチしていて良いカンジ。
<br />ただ、中学生という設定の草太とりんごが、どうおまけしても小学生の中学年くらいにしか見えませんが(笑)。
<br />ちなみにストーリー展開の方は出だしもでだし、スタートしたばかりと言った所です。
<br />尚、アニメの方は未見なので比較してお話することはできません。あしからず。